王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「みなさま、本日はお集まりいただきありがとうございます。至らない点も多々ありますが、どうぞ今日は楽しんでいってください」
エメリーネが軽く挨拶をし終えると、給仕係の侍女たちが、お茶をついでまわる。
「こちらは、最近のわたくしのお気に入りのお茶なんですの。ハーブティーの一つで、シナモンティーと呼ばれています。少しクセのあるお茶ですが、蜂蜜を入れても美味しく飲めます」
エメリーネの説明に驚いているのは、遠い場所に座っているカウフ子爵夫人だ。
「こちらのシナモンは、お菓子に使っても美味しいんですよ。さらに健康にもよくて、わたくしもこちらのお茶を飲み始めてから、冷たかった手足の先があたたまるようになってきたのです」
そこでエメリーネがカップを手にしてゆっくり飲み始めると、他の者もおずおずと手を伸ばす。
「変わった香りですけども、ぴりっとした刺激に甘さが交ざって、美味しいですわね」
そう言ったのはクロック公爵夫人で、アルマス派の者たちはそれに同調するかのようにうんうんと頷く。
「蜂蜜をいただいてもよろしいですか?」
クロック公爵夫人が蜂蜜の瓶を手にして、匙一つ分をカップの中にたらした。すると、やはりアルマス派の夫人たちはそれを真似する。
エメリーネが軽く挨拶をし終えると、給仕係の侍女たちが、お茶をついでまわる。
「こちらは、最近のわたくしのお気に入りのお茶なんですの。ハーブティーの一つで、シナモンティーと呼ばれています。少しクセのあるお茶ですが、蜂蜜を入れても美味しく飲めます」
エメリーネの説明に驚いているのは、遠い場所に座っているカウフ子爵夫人だ。
「こちらのシナモンは、お菓子に使っても美味しいんですよ。さらに健康にもよくて、わたくしもこちらのお茶を飲み始めてから、冷たかった手足の先があたたまるようになってきたのです」
そこでエメリーネがカップを手にしてゆっくり飲み始めると、他の者もおずおずと手を伸ばす。
「変わった香りですけども、ぴりっとした刺激に甘さが交ざって、美味しいですわね」
そう言ったのはクロック公爵夫人で、アルマス派の者たちはそれに同調するかのようにうんうんと頷く。
「蜂蜜をいただいてもよろしいですか?」
クロック公爵夫人が蜂蜜の瓶を手にして、匙一つ分をカップの中にたらした。すると、やはりアルマス派の夫人たちはそれを真似する。