王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「わたくしに特別なプレゼントがあると聞いて。居ても立ってもいられず、ここに来てしまったの。子どもみたいにはしゃいでしまってごめんなさい」
かつての十七歳のエメリーネは、アルマスの狙いに気づかなかった。このパーティーをきっかけに、彼の執拗な行動が始まったのだ。
中身は二十二歳だとしても、十七歳のエメリーネを演じる必要がある。
「なるほど。相変わらず王女様は、可愛らしい方ですね」
ふふっと口元を緩めるアルマス。その姿を見るだけで、エメリーネの背筋がぞくりとする。
「来年には成人されるというのに。そろそろ婚約者を決める時期ではありませんか?」
「そうね。だけどそれは、お父様が決めてくださるわ」
まるで興味がないとでも言いたげなエメリーネの様子に、アルマスはにこやかに答える。
「なるほど。エメリーネ様は未来の女王です。その伴侶となられるべき方に求められることは多いのではありませんか? 身分はもちろん、見目も、地位も……そして精力も。陛下のお子はエメリーネ様のみなのですから。エメリーネ様の代で、王家の血筋を途絶えさせてはならないでしょう?」
かつての十七歳のエメリーネは、アルマスの狙いに気づかなかった。このパーティーをきっかけに、彼の執拗な行動が始まったのだ。
中身は二十二歳だとしても、十七歳のエメリーネを演じる必要がある。
「なるほど。相変わらず王女様は、可愛らしい方ですね」
ふふっと口元を緩めるアルマス。その姿を見るだけで、エメリーネの背筋がぞくりとする。
「来年には成人されるというのに。そろそろ婚約者を決める時期ではありませんか?」
「そうね。だけどそれは、お父様が決めてくださるわ」
まるで興味がないとでも言いたげなエメリーネの様子に、アルマスはにこやかに答える。
「なるほど。エメリーネ様は未来の女王です。その伴侶となられるべき方に求められることは多いのではありませんか? 身分はもちろん、見目も、地位も……そして精力も。陛下のお子はエメリーネ様のみなのですから。エメリーネ様の代で、王家の血筋を途絶えさせてはならないでしょう?」