王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
『知っていたのか?』
『そうかもしれないと思ったから、あなたに頼んだのよ?』
『なるほど。そこまで俺を信頼してもらえるとは光栄だな。だがな、俺からの報告はこれだけではない』
そこでオディロンは、アルマスの所有する鉱山から採掘される鉱物に、人体にとって毒になる成分が含まれていると口にした。
『鉱物が毒になるのですか?』
鉱物は、加工されてさまざまなものに利用されているというのに、それが毒になるというなら驚くしかない。
『それが溶け出て地面にしみこみ、さらに水を汚染する。その水を口にした作業員たちが、体調を崩していたようだ。水を調査したら、珍しい成分が検出され、それが鉱物によるものだとわかったんだ』
エリナが聞いたら「私が調べたかったのに~」と言いそうな話である。
『そしてその成分が、陛下が飲んでいた茶葉からも検出された』
『つまりあなたは、アルマスが父に毒を盛っていたと、そう言いたいのね?』
オディロンは前々からアルマスが国王と王妃に毒を盛っているのではないかと疑っていて、それが確信に変わっただけ。
そして今から三年後に父王が亡くなったことでベルトルトも怪しんだのだ。
『そうかもしれないと思ったから、あなたに頼んだのよ?』
『なるほど。そこまで俺を信頼してもらえるとは光栄だな。だがな、俺からの報告はこれだけではない』
そこでオディロンは、アルマスの所有する鉱山から採掘される鉱物に、人体にとって毒になる成分が含まれていると口にした。
『鉱物が毒になるのですか?』
鉱物は、加工されてさまざまなものに利用されているというのに、それが毒になるというなら驚くしかない。
『それが溶け出て地面にしみこみ、さらに水を汚染する。その水を口にした作業員たちが、体調を崩していたようだ。水を調査したら、珍しい成分が検出され、それが鉱物によるものだとわかったんだ』
エリナが聞いたら「私が調べたかったのに~」と言いそうな話である。
『そしてその成分が、陛下が飲んでいた茶葉からも検出された』
『つまりあなたは、アルマスが父に毒を盛っていたと、そう言いたいのね?』
オディロンは前々からアルマスが国王と王妃に毒を盛っているのではないかと疑っていて、それが確信に変わっただけ。
そして今から三年後に父王が亡くなったことでベルトルトも怪しんだのだ。