王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
4.
きゅっとコルセットを締められ、髪も優雅に結い上げられると、急に大人になったような気がする。鏡に映るエメリーネは、まるで新たな人生を踏み出す者のように輝いていた。
ガレッティ国では、貴族令嬢は十六歳から十八歳でデビュタントとして社交界にデビューし、そして十八歳で成人とみなされる。
エメリーネの十七歳の誕生日パーティーは、社交デビューの日でもあった。
本来、十六歳の誕生日でデビューするはずだったが、王妃の急逝により中止となったためだ。あれから一年、今度こそガレッティ国の唯一の王女エメリーネが華やかにデビューする。
パーティー開始前、国王とエメリーネのもとには謁見を求める人々が列をなし、祝いの言葉と豪華な贈り物が贈られた。色とりどりの花束、宝石がちりばめられた扇、絹のショール、その一つ一つが、ガレッティ国の未来を担う王女への期待を物語っていた。
「エメリーネ様、首飾りはこちらのものでよろしいでしょうか?」
シーラが手にしているのは、大きな紅玉が埋め込まれた首飾りである。母の形見であり、王家の誇りを象徴する一品だ。
「ええ、それでお願い」
デビュタント用の純白のドレスに、紅玉が鮮やかに映える。肩を大胆に露出したデザインは、肌の白さを際立たせ、胸元の花モチーフのレースが上品さを添える。腰はきゅっと絞られ、幾重にも重ねられたフリルが動くたびに光を反射し、まるで白い波が揺れるよう。
ガレッティ国では、貴族令嬢は十六歳から十八歳でデビュタントとして社交界にデビューし、そして十八歳で成人とみなされる。
エメリーネの十七歳の誕生日パーティーは、社交デビューの日でもあった。
本来、十六歳の誕生日でデビューするはずだったが、王妃の急逝により中止となったためだ。あれから一年、今度こそガレッティ国の唯一の王女エメリーネが華やかにデビューする。
パーティー開始前、国王とエメリーネのもとには謁見を求める人々が列をなし、祝いの言葉と豪華な贈り物が贈られた。色とりどりの花束、宝石がちりばめられた扇、絹のショール、その一つ一つが、ガレッティ国の未来を担う王女への期待を物語っていた。
「エメリーネ様、首飾りはこちらのものでよろしいでしょうか?」
シーラが手にしているのは、大きな紅玉が埋め込まれた首飾りである。母の形見であり、王家の誇りを象徴する一品だ。
「ええ、それでお願い」
デビュタント用の純白のドレスに、紅玉が鮮やかに映える。肩を大胆に露出したデザインは、肌の白さを際立たせ、胸元の花モチーフのレースが上品さを添える。腰はきゅっと絞られ、幾重にも重ねられたフリルが動くたびに光を反射し、まるで白い波が揺れるよう。