王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
交流パーティーが終わったエメリーネは、着替えと湯浴みを終えると、その身体を寝台に沈めた。今日はたくさんの男性と踊ったせいか、身体が重くて足も痛い。
そのまま横になって、パーティーでの出来事を思い返す。
レジスが言うには、クロック公爵夫人が持っている首飾りは母妃のもので間違いない。そしてそれを盗んだのはアルマスだろう。理由はもちろん、金にするため。
だがアルマスはどこに売ったのだろうか。クロック公爵夫人はどこでそれを手に入れたのか。考えたところですぐに答えが出てくるわけではなく、やはりここはオディロンに相談したいところである。
(それよりも、今日のアルマスは少し様子がおかしかったわね……)
エメリーネとのダンスの途中によろめいたのだ。何ごとにも万全を期すような彼が、あんな失態を見せるなんて珍しい。
(もしかして、お茶のせい……?)
エリナが言うにはどうやらアルマスは、毎日、シナモンティーを飲んでいるらしい。しかも一日に何杯も。
エメリーネが茶を定期的に届けさせ「アルマスの健康を思って……」という言葉を添えているのが理由かもしれない。
そのまま横になって、パーティーでの出来事を思い返す。
レジスが言うには、クロック公爵夫人が持っている首飾りは母妃のもので間違いない。そしてそれを盗んだのはアルマスだろう。理由はもちろん、金にするため。
だがアルマスはどこに売ったのだろうか。クロック公爵夫人はどこでそれを手に入れたのか。考えたところですぐに答えが出てくるわけではなく、やはりここはオディロンに相談したいところである。
(それよりも、今日のアルマスは少し様子がおかしかったわね……)
エメリーネとのダンスの途中によろめいたのだ。何ごとにも万全を期すような彼が、あんな失態を見せるなんて珍しい。
(もしかして、お茶のせい……?)
エリナが言うにはどうやらアルマスは、毎日、シナモンティーを飲んでいるらしい。しかも一日に何杯も。
エメリーネが茶を定期的に届けさせ「アルマスの健康を思って……」という言葉を添えているのが理由かもしれない。