王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「これでアルマスの悪事もいろいろそろったようね。これらをすべて、わたくしの婚約者を決める議会で突きつけたらどうなるかしら?」
「宰相閣下がどう反論するか……見物だな」
 エメリーネは、小さな窓の向こうにいるオディロンに向かって、強いまなざしを向けた。決して交わることのないその視線、だがその赤い瞳は、決意に揺れていた。
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