王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「もちろん私もクロック公爵が不正に手を出したとは言っておりません。ただ、その買った宝石が亡き王妃様が身につけていたものとよく似ていると……?」
「……実は、妻がその宝石が欲しいとずっと言っていたのです。だから、イニドロス国で見つけたときに……」
「それはおかしいですね」
よく通る声で、レジスが割って入る。
「ガレッティ国の王妃様が身につけていたあの首飾りは、僕の母が贈ったものです。光の加減によって色が変わる宝石。あれはジオグ国でしか採れない宝石のはずですが?」
レジスの声が響き渡ると、場内はシンと静まり返った。
「……実は、妻がその宝石が欲しいとずっと言っていたのです。だから、イニドロス国で見つけたときに……」
「それはおかしいですね」
よく通る声で、レジスが割って入る。
「ガレッティ国の王妃様が身につけていたあの首飾りは、僕の母が贈ったものです。光の加減によって色が変わる宝石。あれはジオグ国でしか採れない宝石のはずですが?」
レジスの声が響き渡ると、場内はシンと静まり返った。