王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「この未来ある若き王女が、皆からの祝福を受けつつ、その志を大いに発展させられることを願っている。王の名において、諸君すべての繁栄と幸福を、心より祈る。以上で我が言葉を終える。これより、この祝宴を存分に楽しんでいただきたい」
広間には国王の穏やかな声の余韻が残り、言葉を発する者は誰もいない。
続けてエメリーネが微笑みを浮かべ、口を開いた。
「本日は、お集まりいただき誠にありがとうございます。この場に集まってくださった皆様との絆こそが、これからも歩むべき道をしっかりと支えてくださるものだと信じております。そしてわたくしも、皆様に敬意と愛情をもって接することのできる存在となれるよう、精一杯、努めてまいりたいと存じます」
その場にいた誰もが、鳥の歌声のような可憐なエメリーネの声に聞き入った。
会場を見渡すと、色とりどりの空気が揺らめいている。黄色が最も多く、白や緑も見えるものの、黒い空気は遠くに見えるだけ。
(この色の違いは何? わたくしにだけ見えるこの力は……?)
「どうぞ、本日の宴を心ゆくまでお楽しみくださいませ。皆様との歓談のひとときを心より楽しみにしております」
エメリーネが楽団の指揮者に視線を送ると、静かに演奏が奏でられた。
広間には国王の穏やかな声の余韻が残り、言葉を発する者は誰もいない。
続けてエメリーネが微笑みを浮かべ、口を開いた。
「本日は、お集まりいただき誠にありがとうございます。この場に集まってくださった皆様との絆こそが、これからも歩むべき道をしっかりと支えてくださるものだと信じております。そしてわたくしも、皆様に敬意と愛情をもって接することのできる存在となれるよう、精一杯、努めてまいりたいと存じます」
その場にいた誰もが、鳥の歌声のような可憐なエメリーネの声に聞き入った。
会場を見渡すと、色とりどりの空気が揺らめいている。黄色が最も多く、白や緑も見えるものの、黒い空気は遠くに見えるだけ。
(この色の違いは何? わたくしにだけ見えるこの力は……?)
「どうぞ、本日の宴を心ゆくまでお楽しみくださいませ。皆様との歓談のひとときを心より楽しみにしております」
エメリーネが楽団の指揮者に視線を送ると、静かに演奏が奏でられた。