王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
(アルマスとの婚約を避けるために、誰か他の人を婚約者として選ばなければならないけれど。まだ、この時期のお父様は、わたくしの結婚だけはまともな判断ができていて、慎重だったのよね。となれば、お父様も認める人物……)
適任者となれば、やはり思い浮かぶのはベルトルトだ。しかし彼は聖職者であり、妻帯を認められるのは大司教以上だとされている。まだ司教である彼にとってその地位に就くにはそれなりの年月が見込まれる。
先に婚約だけを交わし、その後、彼が大司教になって初めて結婚するという案があったとしても、それをアルマスが黙って見過ごすはずがない。
(近隣諸国で、適当な王子っていたかしら……? 確か、以前は、ニースン侯爵がそのようなことを言っていたような気がするわ)
エメリーネを悩ませるのは、自国においての選択肢が限られる事実。だが、国内調達が難しいのであれば、友好国から迎え入れるのも一つの策だろう。
(お父様はすでにアルマスたちの毒牙にかかってはいるけれど……わたくしの結婚だけは彼らの言いなりにならなかったのよ)
だから今から三年後、アルマスたちに殺されるのだ。国王がいるとエメリーネの結婚が思い通りにならないから、という理由で。
父王をアルマスたちから引き離すべきだ。そのためにも味方が欲しい。
適任者となれば、やはり思い浮かぶのはベルトルトだ。しかし彼は聖職者であり、妻帯を認められるのは大司教以上だとされている。まだ司教である彼にとってその地位に就くにはそれなりの年月が見込まれる。
先に婚約だけを交わし、その後、彼が大司教になって初めて結婚するという案があったとしても、それをアルマスが黙って見過ごすはずがない。
(近隣諸国で、適当な王子っていたかしら……? 確か、以前は、ニースン侯爵がそのようなことを言っていたような気がするわ)
エメリーネを悩ませるのは、自国においての選択肢が限られる事実。だが、国内調達が難しいのであれば、友好国から迎え入れるのも一つの策だろう。
(お父様はすでにアルマスたちの毒牙にかかってはいるけれど……わたくしの結婚だけは彼らの言いなりにならなかったのよ)
だから今から三年後、アルマスたちに殺されるのだ。国王がいるとエメリーネの結婚が思い通りにならないから、という理由で。
父王をアルマスたちから引き離すべきだ。そのためにも味方が欲しい。