王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
誕生パーティーの贈り物の確認はデビュタントを迎えたエメリーネが、最初に行う執務でもある。これを確認し、お礼状だって書かねばならない。
エメリーネには補佐官もつけられるはずだが、今はまだいない。だからシーラに手伝ってもらうつもりでいた。
しかも足を痛めて歩くのが不便ということになっているため、目録を部屋にもってきてほしいとお願いしたのに、それができないと式武官がわざわざ部屋まで言いにきたのだ。その式武官のオーラは紫だった。
(あのオーラは初めて見る色ね。それよりも、目録を持参できないなんて、いったい、どういうことかしら?)
エメリーネは杖をつき、シーラの手を借りて宝物庫へと向かう。すべての贈り物は、一度ここに保管される。目録が完成し、エメリーネのものだとはっきりすれば、エメリーネが管轄する部屋へと移動させる。
宝物庫の扉を開ければ、人のいる気配を感じた。
「目録を持参できないとは、どういうこと? 今すぐ見せてほしいのだけれど?」
エメリーネの声が宝物庫に響いたとき、そこにいた者は身体を大きく震わせた。
エメリーネには補佐官もつけられるはずだが、今はまだいない。だからシーラに手伝ってもらうつもりでいた。
しかも足を痛めて歩くのが不便ということになっているため、目録を部屋にもってきてほしいとお願いしたのに、それができないと式武官がわざわざ部屋まで言いにきたのだ。その式武官のオーラは紫だった。
(あのオーラは初めて見る色ね。それよりも、目録を持参できないなんて、いったい、どういうことかしら?)
エメリーネは杖をつき、シーラの手を借りて宝物庫へと向かう。すべての贈り物は、一度ここに保管される。目録が完成し、エメリーネのものだとはっきりすれば、エメリーネが管轄する部屋へと移動させる。
宝物庫の扉を開ければ、人のいる気配を感じた。
「目録を持参できないとは、どういうこと? 今すぐ見せてほしいのだけれど?」
エメリーネの声が宝物庫に響いたとき、そこにいた者は身体を大きく震わせた。