王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「エメリーネ様の補佐官を、私が選んでも?」
「ええ、そうですね。あなたに任せれば問題ないでしょう。ただ、補佐官とは信頼関係が重要だと聞いております。あなたが選んだ者を、わたくしが面接しても?」
アルマスが息を呑む様子が伝わってきた。
いつものエメリーネであれば「お願いするわ」と返事をしただろう。むしろアルマスもその言葉を期待していたはずだ。
彼にまとわりつく黒いオーラは、蛇のような顔を作り出し、シャーっと長い舌を出してエメリーネを威嚇する。
これはアルマスの悪意だ。エメリーネが反論せぬよう、屈するようにと脅しているだけ。
宝物庫内がしんと静まり返り、緊迫した空気が漂う。
誰が先に口を開くべきかと、腹の探り合いでもしているかのよう。
「……エメリーネ様」
女性の落ち着いた声が響き、誰もがはっと息を呑む。
「発言をお許しください」
「ええ、そうですね。あなたに任せれば問題ないでしょう。ただ、補佐官とは信頼関係が重要だと聞いております。あなたが選んだ者を、わたくしが面接しても?」
アルマスが息を呑む様子が伝わってきた。
いつものエメリーネであれば「お願いするわ」と返事をしただろう。むしろアルマスもその言葉を期待していたはずだ。
彼にまとわりつく黒いオーラは、蛇のような顔を作り出し、シャーっと長い舌を出してエメリーネを威嚇する。
これはアルマスの悪意だ。エメリーネが反論せぬよう、屈するようにと脅しているだけ。
宝物庫内がしんと静まり返り、緊迫した空気が漂う。
誰が先に口を開くべきかと、腹の探り合いでもしているかのよう。
「……エメリーネ様」
女性の落ち着いた声が響き、誰もがはっと息を呑む。
「発言をお許しください」