王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
そこまで言われれば、彼も否定はできないだろう。
「御意」
黒いオーラを抑え込みつつ、アルマスは深く頭を下げた。
宝物庫を出たエメリーネは、シーラを連れて執務室へと向かう。社交デビューができる十六歳になった昨年、与えられた部屋だ。しかし、実際に王族として執務に携われるようになるのは、デビュタントを迎えてから。いくら十六歳になっても、社交デビューをしていない女性は、一人前とみなされない。
「シーラも怖かったでしょう?」
人けのない執務室に入るとすぐ、エメリーネはねぎらいの言葉をかけた。
壁際には書棚が並び、黒檀の執務机と落ち着いた色合いのソファが置かれている。窓から差し込む陽光は、明るく室内を照らす。
室内は茶系統で統一され、華やかさにかけるものの、仕事をするためにはふさわしい場所だろう。
「お気遣いいただきありがとうございます。本日から、こちらでお仕事をされるのですね?」
「御意」
黒いオーラを抑え込みつつ、アルマスは深く頭を下げた。
宝物庫を出たエメリーネは、シーラを連れて執務室へと向かう。社交デビューができる十六歳になった昨年、与えられた部屋だ。しかし、実際に王族として執務に携われるようになるのは、デビュタントを迎えてから。いくら十六歳になっても、社交デビューをしていない女性は、一人前とみなされない。
「シーラも怖かったでしょう?」
人けのない執務室に入るとすぐ、エメリーネはねぎらいの言葉をかけた。
壁際には書棚が並び、黒檀の執務机と落ち着いた色合いのソファが置かれている。窓から差し込む陽光は、明るく室内を照らす。
室内は茶系統で統一され、華やかさにかけるものの、仕事をするためにはふさわしい場所だろう。
「お気遣いいただきありがとうございます。本日から、こちらでお仕事をされるのですね?」