王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
だが今は違う。こうやって自ら執務室に足を運び、シーラも近くにいる。
「ねえ、シーラ。わたくしも自分が無知だという自覚はあるの。アルマスはあそこで何をしようとしていたのか、あなたの考えを教えてくれないかしら? それによって、わたくしも何か気づくかもしれないでしょ? 先日だって、本来ならアルマスから直接贈り物を受け取るべきでないと、そう教えてくれたでしょう?」
「あっ……」
シーラは口を開き書けたが、はっとしたように身体を小さく震わせた。
「もしかしてシーラ。あなた、アルマスに脅されているの?」
「い、いえ……。そういったことではないのですが……」
どこか怯えた様子のシーラは、エメリーネから視線を逸らした。
ここでシーラのオーラが見えれば、彼女が包まれている色によって、その感情がわかったかもしれない。だけど、シーラのオーラは透明だから、彼女から言葉を引き出すしかない。
「あなたも知っているように、ここにはわたくしとあなたしかいないわ。一年前、わたくしについていた護衛もいなくなってしまったし」
「ねえ、シーラ。わたくしも自分が無知だという自覚はあるの。アルマスはあそこで何をしようとしていたのか、あなたの考えを教えてくれないかしら? それによって、わたくしも何か気づくかもしれないでしょ? 先日だって、本来ならアルマスから直接贈り物を受け取るべきでないと、そう教えてくれたでしょう?」
「あっ……」
シーラは口を開き書けたが、はっとしたように身体を小さく震わせた。
「もしかしてシーラ。あなた、アルマスに脅されているの?」
「い、いえ……。そういったことではないのですが……」
どこか怯えた様子のシーラは、エメリーネから視線を逸らした。
ここでシーラのオーラが見えれば、彼女が包まれている色によって、その感情がわかったかもしれない。だけど、シーラのオーラは透明だから、彼女から言葉を引き出すしかない。
「あなたも知っているように、ここにはわたくしとあなたしかいないわ。一年前、わたくしについていた護衛もいなくなってしまったし」