魔女の受難と天使の試練・監視という奇妙な同居生活からはじまる愛
<魔女たちのワルプギルスナイト>
山の間に夕日が落ちはじめ、白っぽい月が今か今かと出番を待つ時間となった。
「さぁ、みんな!!今夜は明け方まで盛り上がろう!!」
大魔女リリカが紫のローブを風にはためかせ、燃え盛る松明を掲げた。
集まった魔女たちはジョッキを持ち、雌鶏のように群れて、おしゃべりに夢中だ。
クローブ、シナモン、月桂樹の葉、ネズの実・・・
甘くてトロリとした独特の匂いの薬草リキュールを、集会の時に飲むのが慣例になっている。
アルコール度数が50度以上ある強い酒だ。
「まったく女子会のノリだな。
酒が入ると・・・途端にうるさくなるし、人の話を聞かないし」
アレクサンドラはグリンカに言うと、眉をひそめた。
「先生、お酒は水で薄めていますから、そんなに早く酔っぱらわないと思いますよ」
グリンカが、「お仕事、ちゃんとやっています」というように、てへっと舌を出した。
「ノンアルでもよかったんだが・・・さすがにばれたら、リリカが文句をつけてくるだろう?」
そう言うと、アレクサンドラは紫のローブをひるがえして、木立の奥に向かった。
「先生!どこにいかれるのですか?」
「陽が落ちる前に、魔法陣の確認をしてくる」
アレクサンドラは振り向いて、煙草を口にくわえたまま片手をあげた。
カラオケも用意したので、マイク奪い合いのカラオケ大会が始まった。
大音響の中、ちょっとしたフェスなみの盛り上がりになっている。
リリカが大きな石舞台の上で、マイクを握りロックシンガーのように身をくねらせている。
山の間に夕日が落ちはじめ、白っぽい月が今か今かと出番を待つ時間となった。
「さぁ、みんな!!今夜は明け方まで盛り上がろう!!」
大魔女リリカが紫のローブを風にはためかせ、燃え盛る松明を掲げた。
集まった魔女たちはジョッキを持ち、雌鶏のように群れて、おしゃべりに夢中だ。
クローブ、シナモン、月桂樹の葉、ネズの実・・・
甘くてトロリとした独特の匂いの薬草リキュールを、集会の時に飲むのが慣例になっている。
アルコール度数が50度以上ある強い酒だ。
「まったく女子会のノリだな。
酒が入ると・・・途端にうるさくなるし、人の話を聞かないし」
アレクサンドラはグリンカに言うと、眉をひそめた。
「先生、お酒は水で薄めていますから、そんなに早く酔っぱらわないと思いますよ」
グリンカが、「お仕事、ちゃんとやっています」というように、てへっと舌を出した。
「ノンアルでもよかったんだが・・・さすがにばれたら、リリカが文句をつけてくるだろう?」
そう言うと、アレクサンドラは紫のローブをひるがえして、木立の奥に向かった。
「先生!どこにいかれるのですか?」
「陽が落ちる前に、魔法陣の確認をしてくる」
アレクサンドラは振り向いて、煙草を口にくわえたまま片手をあげた。
カラオケも用意したので、マイク奪い合いのカラオケ大会が始まった。
大音響の中、ちょっとしたフェスなみの盛り上がりになっている。
リリカが大きな石舞台の上で、マイクを握りロックシンガーのように身をくねらせている。