魔女の受難と天使の試練・監視という奇妙な同居生活からはじまる愛
「アタシは成績が優秀なので、師匠も一目置く存在だったのだが、それをおもしろくないと思う奴がいた。同期のリリカだ。

気に入らない奴に、いやがらせをするのは、ニンゲン界でもよくあることだろう」

華やかな整形風美人の大魔女がリリカだ。

この魔女とリリカはライバル?

敵対関係だったのか?

「魔女の最終課程で、ニンゲンの精液を採取する実習がある。
ところが、アタシの師匠はババァ魔女だったので、めんどうくさがって、その実習教官を別の魔女がやることになった」

精液採取体験実習・・魔女認証を得るための卒業認定のカリキュラム。

グルシアは、再度うなずいた。

「リリカは、一番になる自信があったわけだ。

あいつは早熟で、すでにずいぶんオトコを食っていたし、それを自慢にもしていた」

魔女はグラスの縁を、指でなぞった。

「今思えば、はめられたのだ!!
リリカがアタシの所だけ、指定された採取実習日を書き替えていやがったんだ!!」

その時の怒りの感情を思い出したのだろう、目に虹色の油膜が張ったように見える。

「そんで、アタシだけ無断欠席になっちまって、宿題で・・こーいう形のやつが渡されて・・
まず練習を、家でやってこいと言われてだな」

魔女はワインを机に少し垂らして、簡単な男性器の図を描いた。

「普通、初心者はSSとかSとかのサイズを渡されるのだが、なぜかアタシにはXLのサイズが入っている袋が渡されたんだ。
これもリリカがすり替えたんだ!!!!」

魔女は悔しそうに口を尖らせた。

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