魔女の受難と天使の試練・監視という奇妙な同居生活からはじまる愛
「いきなりで、XL渡されて・・無理チューもんじゃないかぁ!!
そうだろう?事実・・痛くって、無理だったし」

同意を求められたグルシアは、開いた口がふさがらない。

XLサイズのディルドを渡されて・・・無理だったのか・・・!!

魔女は、グルシアの驚き、あっけに取られた表情を無視して続けた。

「師匠には何とかでっちあげて、レポートを書いて提出してOKをもらったけどさ」

それから、ワインを怒りと共にグビグビと流し込んだ。

「で、体験実習は・・・どうした?」

グルシアは、思わず普通に聞いてしまった。

この魔女は百合の花なのだ。

まだ、オトコとの体験がないはずなのだが。

「ああ・・・それはだなぁ・・・」

魔女は思い出して感情が高ぶってきたようで、額にしわをよせ口角が下がった。

「ニンゲンのまだ若いオトコを捕まえてだな・・・経験のなさそうな奴を狙って・・・
そんでドールを使った。
幻影魔術でうまくごまかして、精液を取ることができたけど・・・ありゃ・・・グロいな」

なんと、ラブドールか・・・!

顔をしかめて、渋い果物を食べたような顔つきの魔女を、グルシアは穴が開くほど見てしまった。

「この件はアタシにとって、トラウマになった!
正式魔女認証は取れたが、不正をして取ったものだからな。
だからアタシは、正確には魔女とは言えないのだ」

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