魔女の受難と天使の試練・監視という奇妙な同居生活からはじまる愛
「あら、こんにちは。緋色の天使様。あなたも天使にしておくのはもったいない美形なのね。
でも私一人で、お二人を相手にするのは、ちょっとね。
お名残り惜しいけど、今日は失礼しますわ」
リリカは、ポンとシナモン色の猫になり、生垣をするりと抜けた。
「追うか?!」
グルシアは、屋根に立ち周囲を警戒しているサリエルを見上げた。
「サラちゃんの対応が先だ。
ずっと聖別された領域にいたから、急に邪悪なオーラを浴びてショックを受けている」
魔女は教会の扉の前で、頭を抱えてしゃがみこんでいた。
「大丈夫かっ!」
グルシアが駆け寄った。
「頭がぐらぐらする・・けど、大丈夫だ」
「ちょい、マズイな」
その様子を見て、サリエルがつぶやいた。
「別の大魔女が、ここまで出ばって来るとは。
魔界の奴らが何かやらかす前に、長老は早く対応しろと言うだろうね」
グルシアは、渋い顔つきでサリエルを見た。
対応・・それは封印措置を早急に取れという意味だ。
「僕はすぐに長老に、判定結果と大魔女の接触の件を、報告しに行くよ」
サリエルは、緋色の翼を閉じるように、身を包み込むと、そのまま空中に消えた。
でも私一人で、お二人を相手にするのは、ちょっとね。
お名残り惜しいけど、今日は失礼しますわ」
リリカは、ポンとシナモン色の猫になり、生垣をするりと抜けた。
「追うか?!」
グルシアは、屋根に立ち周囲を警戒しているサリエルを見上げた。
「サラちゃんの対応が先だ。
ずっと聖別された領域にいたから、急に邪悪なオーラを浴びてショックを受けている」
魔女は教会の扉の前で、頭を抱えてしゃがみこんでいた。
「大丈夫かっ!」
グルシアが駆け寄った。
「頭がぐらぐらする・・けど、大丈夫だ」
「ちょい、マズイな」
その様子を見て、サリエルがつぶやいた。
「別の大魔女が、ここまで出ばって来るとは。
魔界の奴らが何かやらかす前に、長老は早く対応しろと言うだろうね」
グルシアは、渋い顔つきでサリエルを見た。
対応・・それは封印措置を早急に取れという意味だ。
「僕はすぐに長老に、判定結果と大魔女の接触の件を、報告しに行くよ」
サリエルは、緋色の翼を閉じるように、身を包み込むと、そのまま空中に消えた。