魔女の受難と天使の試練・監視という奇妙な同居生活からはじまる愛
「そのぉ、来週から、ニンゲン界に上がって、精液搾取体験実習があるので、ちょっと心配なのです」

「ああ、それで、ディルドの宿題は終わったの?レポートは書いたの?」

グリンカは、恥ずかしそうに

「はい、先生にいただいた潤滑剤と痛み止めをつかったら・・・結構すんなりできたのでよかったです。でも・・・」

アレクサンドラは、ヘッドセットを机の上に置き、グリンカと向き合うように回転いすを回した。

「体験実習の指導教官は、リリカだろう?
ニンゲン界のオトコとのマッチングは当日までわからないから・・・確かに不安はあるな」

「はい・・・・そうなんです」

グリンカのおさげの頭が垂れた。

ニンゲン界の精液採取体験実習。

正式魔女の認定カリキュラムの必修科目だ。

ニンゲンのオトコと性行為を行い、精液を搾り取り提出が義務付けられる。

サキュバスは量で競うが、魔女は質を重んじる。

ニンゲンの精液は魔物の回復ポーションの原料にもなるので、粗悪品は評価が低くなる。

若く健康で栄養状態も良く、清潔なニンゲンのオトコが望ましい。

ちなみに一番ダメなのは、喫煙者の精液だ。

「いいニンゲンのオトコにあたるといいね」

「はい、でもこればっかりは・・・運なので・・・」

グリンカも同意のうなずきを返したが、ふと、この場所に来た目的を思い出した。

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