映えるキミと恋をする

この男の子、女の子顔負けのお顔してる。
色白な肌が化粧で白いのかと思ったけど、首も手も美白。だからおそらく化粧ではなさそう。

目も大きくて……なにもマイナス要素が見当たらない。まさに整った顔とはこのことなんじゃないかと思わざるを得ない。


けれど、あまりにも凝視しすぎて私の視線に気付いたのか、バッチリ視線が合ってしまった。



「ところで、キミのお名前は?僕は藤河紫音(ふじかわしのん)


お名前……言い方が綺麗かつ可愛い。
名前も可愛い……。


「ああ、でも言いたくないなら無理しなくてもいいよ」

「いえっそんな……私は百瀬望海、です」

「望海ちゃんか。……ちなみに予想で言うけど高校生?」

「はい、高三です」

「おお、やっぱり。……だけど、僕のこと知らない?」


え?


何か、有名な方だったりするの?
これ、素直に知らないと言って失礼にならない?
でも、知ったかぶりをしたって仕方ないんだから正直に言うべきだよね。
< 10 / 12 >

この作品をシェア

pagetop