映えるキミと恋をする
本人から聞いた年齢なのに、半信半疑状態で私はカメラを起動した。
少し歩いたところで、紫音さんはここにすると階段をかけ上がっていく。
スキップするみたいにのぼる姿もまたかわいい。
「んじゃとりあえず最初の画角こんな感じで。後はてきとーにぱしゃりぱしゃりとしてくれたらおっけー」
なんの変哲もない石階段に座る紫音さんを移動しながら角度を変えて撮っていく。
そんな中で、カメラ目線になった時に画面越しだけど、目が合うようで不覚にもドキッとしてしまった。
い、いけない。カメラマンという大役を任せられたんだからそんなこと思ってちゃだめだ。
「じゃ、次は……振り向きでお願いするね」
「は、はい」