映えるキミと恋をする
それから、噴水広場や木の下、花壇など転々と場所を移動して写真を撮った。
度々会話の最中で笑う紫音さんを画面越しに見ながら。
そして、程よく枚数もたまった所でベンチに座り休憩をかねて写真の確認をしてもらうことになった。
「ふむふむ、あっこれいい感じ。こっちも。今日はこの写真たちあげよっと」
「え、ど……どれですか?ちゃんと撮れてますか?」
自分が撮ったものがネットにあげられるなんて……。しかも有名なインフルエンサーさんの。
「大丈夫だって。どれもブレたりしてないし。ただ……」
「ただ?」
これは、私何かやらかした?
「これは?」
「え?……あっ!」
花壇の前での撮影時、紫音さんが髪を手直ししてる最中に私の近くにいた猫ちゃん。
さすがに触れはしなかったけれど、まわりをうろうろとしてくれたのが可愛くてつい……一枚ドアップで撮ってしまったんだった。
自分のスマホの感覚で。