映えるキミと恋をする
ぞみは……ちょっと。
「どうなんでしょうねぇ……」
うーんと唸りながら歩いていると、横では紫音さんがクスクス笑っていた。
ツボの浅さもあるんだろうけど、よく笑う人なのかもしれない。
「いつか解決するといいね、のんちゃんの謎」
「はいっそう思います」
キリのいい所で、紫音さんが場所を決め私は撮影へとうつり、結構撮れたとその場で写真の確認をしてもらうことに。
なんだかんだ画面越しの紫音さんのまぶしさにも目を閉じずに出来るようになって、気付けば夕方になってきていた。
「……うん、いいね。ひとりで撮るよりバリエーション豊富で。スマホもデジカメの方もばっちりです」
不安まじりに紫音さんを待っていた私に、指で丸を作り、その流れなのかその手は私の頭をぽんぽんと撫でた。
「あ、ありがとうございます。安心しました」
それに動揺しつつも、何気なくしたんだろうと思い私は笑顔を返した。
……紫音さんも満足、かは分からないにしても写真は大丈夫ってことなら、ここでお別れかな。