同居人がめんどくさい

同棲生活...?

「あれ、おかしいな...」

時刻はそろそろ15時になろうとしている。

亜紀さんから言われたのは、14:30ということだった。

けれど、待てど暮らせど、お迎えらしい車はやってこない。

...やっぱり、私ハメられたのかな?

さっきまで連絡が取れていた亜紀さんとは、もうかれこれ20分近く連絡が取れていない。

やはり、他人なんて信じるものではないのかもしれない。

注文したカフェラテも、もう飲み干しそうである。

店内も段々と賑やかになってきた。

私の傍にある大きなキャリーバッグが狭い店内を圧迫しているような気がして、気がかりだ。

あと少し待ってみて、こなかったら、移動しよう。

ホテルなり何なり、探すしかない。

そう考えて、5分ぐらいが経った頃、カランカランと音を立てながら、カフェの扉が開いた。

そこには亜紀さんが立っていた。

亜紀さんは私の姿を見るなり、

「あー!香恋ちゃん、ごめんねえ。」

と大袈裟なほどに手を合わせて私に謝る。

「突然子供がねえ、愚図るもんだから、もう...。後にしてって言ってるのに、うちの子ったら全然聞かないんだもん。もう嫌になっちゃう。」

と弁明とも、愚痴とも取れることをぼやく。

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