真面目だけが取り柄の聖女候補ですが、今日から頑張るのをやめます!
「人気者だね、アリア」
やっと一息と思ったら、声をかけられてしまった。
振り向くと、そこにいたのはラフィール様。
いつもはずっとミルティーヌと2人で話し込んでいるのに。
「ラフィール様、ごきげんよう。皆さまにとても良くして頂いています」
まずは挨拶、そして当たり障りのない一言を添える。
「最近の君がとても頑張っていることを、周囲も評価しているんだと思うよ」
柔らかい笑顔で、ラフィール様は私の隣に近づいてきた。
肩が触れそうな距離だ。
私は一歩離れた。
「とんでもない。私の努力なんてまだまだです」
というか、努力を辞めたら周囲の評価が変わったんだよね。
みんな、本当にどこを見ているんだろう。
「謙虚なんだね。僕も見習わないと」
ラフィール様はおどけた表情を見せた。
ふ~ん、この人、こんな顔もするんだ。
「今日のドレス、とても似合ってる」
ラフィール様は一歩踏み出して、私の顔をじっと見た。
ちょ…さすがに近いよ…。せっかく離れたのに。
ちなみに、私は法衣をすっかりやめて、今日は淡いグリーンのシンプルなロングドレスを着ている。
「少し外の空気を吸いに行かないか?」
「はい…」
王太子の誘いを断れるはずもなく…。
ラフィール様に誘われたのはバルコニー。
外の空気が確かに気持ちいい。けど…。
ここって、ミルティーヌと2人でよく話し込んでいた場所だよね?
私を誘って、一体どういうつもりなんだろう…。
ふと視線をパーティー会場に向けると、窓からこちらを見ているミルティーヌと目が合ってしまった。
私からすぐに視線を逸らすミルティーヌ。
なんだか、とても悲しそうに見える…。
もしかしたら、ラフィール様を見ていたの?
その後、ラフィール様と20分くらい会話をしたんだけど、ミルティーヌが気になって、半ば上の空で対応してしまった。
やっと一息と思ったら、声をかけられてしまった。
振り向くと、そこにいたのはラフィール様。
いつもはずっとミルティーヌと2人で話し込んでいるのに。
「ラフィール様、ごきげんよう。皆さまにとても良くして頂いています」
まずは挨拶、そして当たり障りのない一言を添える。
「最近の君がとても頑張っていることを、周囲も評価しているんだと思うよ」
柔らかい笑顔で、ラフィール様は私の隣に近づいてきた。
肩が触れそうな距離だ。
私は一歩離れた。
「とんでもない。私の努力なんてまだまだです」
というか、努力を辞めたら周囲の評価が変わったんだよね。
みんな、本当にどこを見ているんだろう。
「謙虚なんだね。僕も見習わないと」
ラフィール様はおどけた表情を見せた。
ふ~ん、この人、こんな顔もするんだ。
「今日のドレス、とても似合ってる」
ラフィール様は一歩踏み出して、私の顔をじっと見た。
ちょ…さすがに近いよ…。せっかく離れたのに。
ちなみに、私は法衣をすっかりやめて、今日は淡いグリーンのシンプルなロングドレスを着ている。
「少し外の空気を吸いに行かないか?」
「はい…」
王太子の誘いを断れるはずもなく…。
ラフィール様に誘われたのはバルコニー。
外の空気が確かに気持ちいい。けど…。
ここって、ミルティーヌと2人でよく話し込んでいた場所だよね?
私を誘って、一体どういうつもりなんだろう…。
ふと視線をパーティー会場に向けると、窓からこちらを見ているミルティーヌと目が合ってしまった。
私からすぐに視線を逸らすミルティーヌ。
なんだか、とても悲しそうに見える…。
もしかしたら、ラフィール様を見ていたの?
その後、ラフィール様と20分くらい会話をしたんだけど、ミルティーヌが気になって、半ば上の空で対応してしまった。