真面目だけが取り柄の聖女候補ですが、今日から頑張るのをやめます!
「いいんですよ。私にまで嘘をつかなくて。
アリア様もルーテル教の期待を一身に背負っているのですから、何が何でも聖女になろうと思うのは当然ですもの。
ただ、やり方に品がなくて失望しましたけど」
「だから違いますって!」
「しかも、王太子様まで囲い込もうだなんて、なんてあさましいのでしょう」
ミルティーヌの冷たい瞳の奥に激しい怒りの感情が見えた。
私、もしかして憎まれてる?
「私の話を聞いてください!」
「どうして私が!?」
声を張り上げるミルティーヌ。
気圧される私。
「なぜ私が聖女としての実力もないあなたの話を聞かなければならないの!?
あなたに虐げられて、さらにあなたの都合に合わせて話まで聞けと!?」
「虐げてません!」
「そうやって、優等生を演じながら心の中では私を笑っているのでしょう?
ガーディオ様も、ユリーフィア様も、ラフィール様も、自分の方を見てくれたと勝ち誇っているのでしょう?なんていやらしい!」
何を言っても聞いてくれない。
こんな人だと思ってなかった。
もっと穏やかで常識的な人だと思ってた。
なんだか、急にミルティーヌに同情していた自分がバカバカしく思えた。
同情?
そう、私は彼女に同情していたんだ。
「私があなたと初めて会ったとき、なにを考えたと思う!?
あなたの力のなさに絶望したの。
もう、私が聖女になるしかないと、すべてを悟ったの。
この国にすべてを捧げる聖女になると、決意したの。
だから、周囲の人たちと良好な関係を築こうと努力したわ。
この先ずっと一緒に協力していく人たちですもの」
ああ…最初から相手にされてなかったんだ…。
アリア様もルーテル教の期待を一身に背負っているのですから、何が何でも聖女になろうと思うのは当然ですもの。
ただ、やり方に品がなくて失望しましたけど」
「だから違いますって!」
「しかも、王太子様まで囲い込もうだなんて、なんてあさましいのでしょう」
ミルティーヌの冷たい瞳の奥に激しい怒りの感情が見えた。
私、もしかして憎まれてる?
「私の話を聞いてください!」
「どうして私が!?」
声を張り上げるミルティーヌ。
気圧される私。
「なぜ私が聖女としての実力もないあなたの話を聞かなければならないの!?
あなたに虐げられて、さらにあなたの都合に合わせて話まで聞けと!?」
「虐げてません!」
「そうやって、優等生を演じながら心の中では私を笑っているのでしょう?
ガーディオ様も、ユリーフィア様も、ラフィール様も、自分の方を見てくれたと勝ち誇っているのでしょう?なんていやらしい!」
何を言っても聞いてくれない。
こんな人だと思ってなかった。
もっと穏やかで常識的な人だと思ってた。
なんだか、急にミルティーヌに同情していた自分がバカバカしく思えた。
同情?
そう、私は彼女に同情していたんだ。
「私があなたと初めて会ったとき、なにを考えたと思う!?
あなたの力のなさに絶望したの。
もう、私が聖女になるしかないと、すべてを悟ったの。
この国にすべてを捧げる聖女になると、決意したの。
だから、周囲の人たちと良好な関係を築こうと努力したわ。
この先ずっと一緒に協力していく人たちですもの」
ああ…最初から相手にされてなかったんだ…。