最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。

また来週です、九条くん。

私が僅かに首を傾げると、九条くんは視線を逸らした。

「っ、そういう言い方。」

「はい.....?」

「子ども扱いされてるみたいでムカつく」

「そっ、それはすみません」

「ちげぇよ..........他のやつに言われた場合な。」

九条くんは続けた。

「……お前に言われると、なんか違う気がする。」

「違う?」

「なんつーか.......馬鹿にしてねぇ感じがする」

その言葉に、私は少し驚いた。

九条くんはすごい人だ。

こんなに無表情な私の気持ちを汲み取れるなんて、

エスパーか超能力者しかいないだろうに。

「今日はここまでにしましょうか」

時計を見ると、ちょうど終了予定の時間になっていた。

「次回までに、この範囲を復習しておいてください」

「ん。分かった」

「……」

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