最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
一ノ瀬くんは論理的

家庭教師です、一ノ瀬くん

翌朝。

「……よし」

廊下を歩きながら、私は自分のほっぺをぺちん、と叩いた。

昨日は無事に終わった。

うん、無事だった。

九条くんも最後はちゃんと問題を解いてくれたし、怒られなかったし、

追い返されもしなかった。

それだけで十分だ。

……今日からは、またいつもの日常。

そう思いながら廊下を歩いていると―――

ぽんっ

「ひゃっ!?」

突然、頭を軽くはたかれて変な声が出た。

びっくりして振り返ると、そこに立っていたのは九条くんだった。

「……おはよ」

ぶっきらぼうな声。

なのに、なぜか耳だけほんのり赤い。

「あ、お、おはようございます!」

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