最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
え、なに?

なんで九条くんが挨拶してくれるの?

昨日あんな感じだったのに!?

私が頭の中をフル回転させていると、

九条くんは無愛想にふいっと顔をそらした。

「……昨日の問題」

「え?」

「解けた」

「!」

その一言で、私はぱっと表情を明るくした。

「本当ですか!?」

「これ」

九条くんがノートを差し出してくる。

開いてみると、昨日宿題にした範囲の問題がぎっしり。

しかも、全部途中式まで書いていて、丁寧に解いてある。

「わっ……!」

思わず顔を上げた。

「全部合ってます!!」

「だろ」

< 27 / 37 >

この作品をシェア

pagetop