最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
九条くんはふっと少し得意げに笑った。

「すごいです!! ちゃんと身についてますよ!」

「まあな」

「昨日はあんなに苦戦してたのに!」

「そこ強調すんな」

しまった。

褒めるつもりが失礼だったかもしれない。

慌てて言い直す。

「でも、一人でここまで解けるようになるなんて、

本当にすごいです!」

「……」

「ちゃんと復習したんですね」

九条くんは少しだけ黙ってから、小さく鼻を鳴らした。

「まあ」

「偉いです!」

「犬じゃねぇんだから」

思わず笑ってしまう。

「ふふっ」

「……何笑ってんだ」

「いえ、九条くんって意外と真面目なんだなって」

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