最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
おろおろしながらも倉崎さんと教室に入った、

そのときだった。

ガラッ、と教室のドアが開く。

「朝比奈」

聞き覚えのある低い声。

というかさっき聞いたばっかりだ。

反射的に振り向くと、ドアのところには九条くんが立っていた。

……?

あれ、今さっき別れなかったっけ?

「九条くん、どうしました?」

「ノート。」

「?」

「さっき渡し忘れてた、悪い。」

そう言って差し出されたのは、

昨日無い無いと探していた私のノートだった。

どうやら特別教室に忘れてきてしまっていたらしい。

「あぁっ!」

やってしまった!

「すっ、すみません!ありがとうございます.....!!」

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