最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
……うん。

まぁ、異常に書くスピードが速かった時点で、

うすうす感づいてはいました。

一問目。

『主人公が第五段落で笑った理由として最も適切なものを選びなさい。』

これに対する一ノ瀬くんの答えは―――

『不明』

「……」

二問目。

『このときの主人公の気持ちを二十字以内で答えなさい。』

『本文中に記載なし』

「……」

三問目。

『作者がこの場面で伝えたかったことは何ですか。』

『作者本人ではないため断定不可』

「……」

私はその回答たちに目も当てられず、そっと問題集を閉じた。

「あの.....朝比奈さん」

「はい」

「何か問題でも?」

「問題しかありませんね.....。」

思わず即答してしまった。

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