最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
少しだけ口元を緩めて、一ノ瀬くんは言った。

「そんなにかしこまらないでください」

「……え?」

「僕たち、同い年ですから」

「あ……」

一瞬、意味を理解するのに時間がかかった。

「えっと……?」

「僕は敬語のほうが慣れているので敬語を使いますが、

朝比奈さんは気にせず自然体でいてください」

「あ....そういう.....!

っ、でも……」

思わず俯いてしまった。

(トップ4にタメ口だなんて、恐れ多すぎる.....)

「一ノ瀬くんにタメ口なんて……」

「名前も。律でいいです」

「……!」

さらっと言われて、また固まる。

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