最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
人たらしな白石くん

ちょっと近いです、白石くん。

翌日の昼休み。

私は昨日まとめた《家庭教師ノート》の内容を頭の中で思い返しながら、

廊下を歩いていた。

今日の担当は――

たしか、白石陽くん。

学園長から受け取った資料にはこう書いてあった。

『コミュニケーション能力抜群』

『運動神経抜群』

『学園のムードメーカー』

そして。

『勉強中も落ち着きがない』

……最後の一文が、ものすごく気になる。

どう教えたら集中してくれるんだろう。

じっと座っているのが苦手なタイプなのかな。

それとも、興味があることしか頭に入らないタイプ?

うーん……。

「まずは陽くんの好きなことから話を広げて――」

ぶつぶつ考えながら歩いていると。

「みーつけた!」

「ひゃっ?!」

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