最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。
だが、そのときだった。

ぺしっ

「いてっ!」

白石くんの後頭部が軽く叩かれる。

「もー、誰〜?」

振り返った白石くんの後ろには、

腕を組んで仁王立ちをした九条くんがいた。

「あ、湊!」

「廊下で騒ぐな」

ぶっきらぼうな声で、

なぜか少しだけむすっとした顔をしている。

少し不機嫌に見えるのは......気のせい、かな。

「あれあれ~?」

白石くんは口元をにやにやさせる。

「もしかして妬いてる?」

「は?」

「だってさっきから怖い顔してるじゃん」

「してねぇ」

「してるしてる〜」

「してねーっつの」

「あははっ!してるって〜!!」

「しつけぇっつのバカ。」

二人とも一歩も引かない。

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