春のその先で、君と。
お店を出て、湊くんと並んで歩く。
「ねえ、湊くん。次はどこ行くの?」
「んー、りのんがあんまり行ったことなさそうなところかな」
「え、どこ?」
「着いてからのお楽しみ」
「また秘密なの?」
湊くんは楽しそうに笑った。
しばらく歩いて、電車に乗る。
窓の外を眺めていると、だんだん見覚えのない景色になっていく。
「……どこ行くんだろう」
そんなことを考えていると、湊くんが私のほうを見た。
「楽しみ?」
「うん!すっごく楽しみ」
しばらくして、電車を降りる。