春のその先で、君と。
駅を出た瞬間、遠くに大きな観覧車が見えた。
「……え?」
「着いたよ」
「もしかして……」
湊くんが笑う。
「遊園地」
「えっ、遊園地!?」
思わず声が大きくなる。
「りのん、あんまり来たことないでしょ?」
「うん!ほとんど来たことない!」
「じゃあ、今日はいっぱい遊ぼう」
目の前に広がる遊園地を見て、胸が高鳴った。
三ヶ月記念日は、まだ始まったばかり。
「湊くん、早く行こ!」
「はいはい」
私は湊くんの手を引いて、入口へ向かった。