春のその先で、君と。
それから私たちは、ジェットコースターやコーヒーカップなど、たくさんのアトラクションに乗った。
笑って、騒いで、気づけば時間はあっという間に過ぎていた。
青かった空は少しずつ暗くなり、遊園地全体に明かりが灯り始める。
「……きれい」
思わず立ち止まって、辺りを見渡す。
「りのん」
「ん?」
「時間的に、最後になっちゃうけど……俺、乗りたいのがあるんだ」
湊くんが指をさす。
その先にあったのは、大きな観覧車。
「……あれ?」
「うん」
「私も、乗りたいって思ってたの」
そう言うと、湊くんが嬉しそうに笑った。
「じゃあ、決まりだね」
「うん!」
二人で観覧車のほうへ歩いていく。
ライトアップされた遊園地を眺めながら、私は今日一日のことを思い返していた。
楽しかったな。
そう思いながら、湊くんの手をぎゅっと握った。