春のその先で、君と。
しばらく夜景を眺めていると、湊くんが口を開いた。
「改めて、三ヶ月間ありがとう」
「こちらこそだよ、湊くん」
「ほんとにあっという間だったね」
「うん。でも、いろんなことあったよね」
「これからも、もっと増やしていきたい」
「……うん」
観覧車はゆっくりと上へ進んでいく。
すると、湊くんがふと思い出したように言った。
「ねえ、りのん」
「ん?」
「観覧車って、一番上で好きな人と見つめ合うと、ずっと一緒にいられるんだって」
「そうなの?」
「うん。ほら、もうすぐ一番上」
窓の外を見ると、私たちの乗っているゴンドラは、少しずつ頂上へ近づいていた。
そして、一番高いところに着いた瞬間。