春のその先で、君と。
湊くんが私を見る。
「りのん」
「……ん?」
「これからもよろしくね。大好きだよ」
胸がいっぱいになって、自然と笑顔になる。
「私も。湊くんと一緒にいられて幸せだよ」
目が合う。
少しだけ緊張しながら、湊くんがそっと近づいてきた。
私も静かに目を閉じる。
そして、三ヶ月記念日の夜。
観覧車の一番上で、二人はそっと唇を重ねた。
短い時間だったけれど、その瞬間だけは、時間が止まったように感じた。