さくらのねがい【完】
新しい私
「こんにちは〜」
「サラ〜、咲桜ちゃんきたよ〜!」
「今行く〜!」
日曜日の午後、サラちゃんのお家へ来た。
「咲桜ちゃん、久しぶり、ここ座って?」
「突然だったのにありがとうございます」
サラちゃんのお家は美容院。
「咲桜ちゃん〜、どうしたの急に〜!」とサラちゃんが来た。
「ちょっと用意してくるね。」とサラちゃんのお母さんが席を外す。
「サラちゃん、怒らないでほしいんだけど…」
「ん?」
「昨日、明日香ちゃんと会った。ごめんね、黙って会って。
たくさん謝ってくれてた。明日香ちゃん泣いてた。
私らしく生きていいんだよって伝えてくれた。だからもうおしまいにする。」
「咲桜ちゃん、頑張ったね。」
サラちゃんは泣きながら私を抱きしめてくれた。
「うん、頑張れた。サラちゃんと海斗がいつも傍で支えてくれたから。ありがとう。」
「どういたしまして!」
泣きながらニコニコと笑うサラちゃん。
もう私なんかのために泣かせないようにしないと、大切で大好きな親友。
「咲桜ちゃん、髪切るの?」とサラちゃんのお母さんが裏から帰ってきた。
「肩の上までバッサリと!」
「おぉ!いいね!!」