さくらのねがい【完】
「うん、可愛い。」
「だね、可愛い。」
久しぶりの髪の短い私が鏡に映っている。
「ロングも可愛かったけど、短いのも似合う〜!
咲桜ちゃんらしい。やっぱり顔小さいね!羨ましい〜!」
サラちゃん、サラちゃんのお母さんは私のことを褒めてくれた。
「ごゆっくり〜」とお母さんは裏へまた行ってしまった。
「うん、いいね。最高。おかえり、咲桜ちゃん。」
「ありがと、ただいま。サラちゃん。」
「海斗、絶対びっくりするよ、楽しみー。」
「びっくりするよね、突然だし。
明日香ちゃんと会ったことも言ってないし。」
「えー!!それもちゃんと言わないとだね。」
「うん。あとね、海斗のことも1歩踏み出そうかなって思ってる。」
「きゃー!そうなのー!!大丈夫、絶対うまくいくから!」
絶対なんてないよ、サラちゃん。
海斗が素でいれるのはきっと咲希ちゃんだけ。
「咲希ちゃんのことどう思ってるのかちゃんと聞きなよ?
思い込みはダメ、伝えなくちゃ真実だって解れないよ。」
「うん、がんばる。月曜日の放課後、時間もらったの。」
「そっか、頑張って!応援してる!」
「うん、ありがとう。」
このあとはサラちゃんとたわいもない話をして家へ帰った。