さくらのねがい【完】
「困らせてごめん。」
「困ってない、嬉しいの、嬉しすぎて言葉がでてこないの。」
「え?」
「私もずっとずっと前から海斗のことが好きなの。
幼馴染、友達としての好きじゃなくて、好きなの。
でも海斗は咲希ちゃんのことが好きだと思ってた。」
「事故のことあって咲希ちゃん居なくなってしまって。
咲希ちゃんと同じ容姿の私のとこみてたらきっと咲希ちゃんとの思い出思い出して辛くなる、
だから私は死ぬまでこの気持ちを隠して私のせいで亡くなってしまったことを償おうと思ってた。」
「だけどずっと一緒にいたらどんどん海斗のこともっと好きって思っちゃうし、
幼馴染でいいからそばにいたいって思ってしまって、海斗のこと避けたいのに避けられないし…」
「海斗…?泣いてるの…?」
「ごめん、ごめん、咲桜。」
海斗は私のことを抱きしめながら涙をながしそう言う。
「もっと早く自分の気持ち咲桜に伝えていれば良かった。
辛い思い沢山させてしまってごめん。
オレは一度も咲桜のことを咲希と重ねたことなんて一度もないよ。」
「咲桜のことみて咲希のこと思い出さないよ。って言えなかったのは、
思い出が消えてしまいそうな気がしたから。ごめんね、言葉足らずで…」
「情けないな。今も泣いちゃってるし…。
オレも何度も幼馴染でいいからそばにいたいって思ってた。
でも咲桜が容姿を元に戻し始めたり、慎が咲桜に告白してたり、
咲桜が近藤と向き合って一歩前に進んでいるのをみてオレも頑張ろうと思った。」
「修学旅行終わってから咲桜に気持ち伝えようと思ってたのに、
さっきサラちゃんから咲桜が大変かもだから家に行ってって連絡きて焦って来てみたら
髪の毛短く切ってて可愛いし…前の咲桜が帰ってきてて、気づいたら伝えてしまった…」
「それに、オレだって咲桜が同じ気持ちってこと信じられないよ。」
私の目をみながら涙を拭きながらそう言う。
「咲桜、好きだよ。ずっと一緒にいたい。」
私の手を握りながら言う彼の手を私は握り返した。
「私も海斗のこと好き。ずっと一緒にいてほしい。」
「…っ」
私の気持ちを正式に伝えると海斗はまた私のことを抱きしめた。
「やば、嬉しすぎる…」と呟いて私の唇にキスを落とした。