さくらのねがい【完】
「慎に言ったよ、オレたちのこと」
「そっか。私もサラちゃんに言ったよ。」とサラちゃんの背中を指で押した。
「聞いたよ〜?おめでとう!!
はあー。ほんと長かったんだから…。両片思い。」
「咲桜ちゃんのこと絶対幸せにしてよね。傷つけたら絶好というか抹消する。」
海斗の顔を睨むサラちゃんを海斗は「こわ〜」とびびっていた。
「サラちゃん、良い親友だな」
「ほんとに。大切な親友。」
「放課後一緒に帰ろう」
「うん。」
海斗と話すだけで幸せな気持ちになる。こんなに幸せでいいのかな。
***
手を繋いで隣同士の家に帰る。
家の前で乃愛ちゃんと会った。
「え!まって!!!」と私たちが繋いでいる手に気づいて動揺している海斗のお姉ちゃん。
恥ずかしくなって手を解こうとしたけど解けなくて。
「ママー!」と玄関の扉を開けてめぐちゃんを呼んでいる乃愛ちゃん。
「親は恥ずい」とやっと手を離してくれた。
「なにー、乃愛、声大きいー。」と玄関にでてきためぐちゃん。
「咲桜ちゃん、おかえり。」
「ただいま、めぐちゃん。あの、私…」と付き合ってることを言いかけた時、
「母さん、オレ、咲桜と付き合ってる」と真剣な顔をした海斗が居た。
「そうなの!?嬉しー!!!海斗のことよろしくね。」
「こちらこそです」と緊張して変な敬語になってしまったのに笑っているめぐちゃん。
「緊張しないでよー!私はこうなることずっと望んでたんだから!
もう一緒に住んじゃう??いつでもOK!」と私のことを抱きしめてくれた。
「お姉ちゃんも大歓迎!ってことは咲桜の本当のお姉ちゃんになれる!?
ママも咲桜ちゃんのママになれるじゃん!!」
「うん、そのつもり。本当の家族になりたいって思ってる。
まだまだ先だけど…」
「え!?」
私はおもいもよらない言葉に驚いていた。
だってこれってプロポーズだよね!?!?
「ほんと。大人になったらちゃんと言うから。」と海斗はニコニコしている。