さくらのねがい【完】

なんだか最近かまってくるけど…

Side サラ


「サラちゃん、一緒に帰ろー?」


「え?やだ、部活あるし」


「いいよ、待ってるから」


「待たなくていいよ」





私たちは高校3年生になった。

咲桜ちゃんとはクラスが離れてしまった。
私は室井くんと同じクラスで最近やたらとちょっかいをかけられる。




「サラちゃーん、何時に終わるの?」


「教えない」


「えー、じゃあ待ち伏せしちゃお。」




シカトして私は部活へ向かった。




「おつかれさまです」


「おつかれ、これ運ぶね」



部活用具を運んでいると黒木が横から「重いっしょ?」と手伝ってくれた。



「ありがと」


「いーえ。ね、エミちゃんなんかサラに言ってた?」


「なに…、それが聞きたくて手伝ってくれた感じ?」


「うん、まあ。」


「エミ〜!!」




最近、黒木とエミちゃんは良い感じ。



「ちょっ、お前!」


「付き合っちゃえば良いのに。」


「いやー、まだダメなんだよね。」



「先輩、呼びましたか?」と可愛い可愛い後輩がこっちへ来た。




エミは海斗のことがずっと好きだったからまさか黒木と良い感じになっているなんて衝撃で…



「黒木が呼んでるよ」とふたりきりにした。



「おつかれさまでしたー。」



部活を終えて帰ろうとしたとき、後ろから「サラちゃーん、帰ろー。」とあの声がした。



「嘘でしょ…?ほんとに待ってたの…?」


「うん、意外と健気でしょ?」


「最近、なんで私にちょっかいかけてくるの。
咲桜ちゃんにちょっかいかけると海斗に怒られるから?」


「うーん、違うよ。オレ今はサラちゃん狙い。」


「は…い?」


「間抜けな顔…、初めてみた…」


「はぁっ!?失礼じゃない??」


「可愛いー。サラちゃんしっかり者で友達おもいで超かっこいい」


「なにそれ…」


「気強いのによく不安そうに心配してて、可愛いとこもあるよね?」




冗談で言ってるのか本気で言ってるのかわからない…




「あ、でも優しくないんだよな〜、出会った時から敵意剥き出し。
もういいだろ?咲桜、海斗のもんになったんだし、オレに優しくしてよー?」


「オレの理想のタイプは、美人でしっかり者で面白くて優しい人。」


「聞いてないんだけど。」


「うん、サラちゃんのこと好きになってもいい?」




もしかして冗談じゃなくて本気!?室井くんが私のことを!?



「考えとく…」と動揺した気持ちを隠した。





End🪽


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