さくらのねがい【完】
「あ、海斗。」
隣にいたゆりちゃんが「どこ!?」と食いついている。
「あの、陸上サークルんとこいる背の高い人。あ、目合った。」
助けを求められている気がする…。
「なんか咲桜のことめっちゃみてるね」
「ね、助けを求められている気がする…、あ、こっちきた。」
「咲桜、助けて…。あそこに野木先輩いた…。中学んときの部長。」とたじたじとしている。
「うわっ…、本物の海斗くんだ…。やば…。ハイスペ…。」と隣のゆりちゃんはぶつぶつとなにか言っていた。
「めぐちゃんたち先帰っちゃったよ。」
「うん、咲桜待ってたら、まさかの野木先輩と会って捕まった。
あ!もしかしてゆりちゃん!?」と隣にいるゆりちゃんをみて驚いている。
「ゆりちゃん、海斗です。」と紹介するとゆりちゃんは「想像以上だったわ…」とよく分からないことをいっていた。
「まだまだ待たせちゃうから、先帰ってて。」
「はーい。」となんだか拗ねているような…
「なにさっきの新入生ちょーかっこよくない!?」
「ミカ先輩、狙っちゃダメです。あのひと咲桜の彼氏。」
「げ!?そうなの??」
「は、い。」
やっぱりずっと海斗はモテていて私とは不釣り合いだと痛感する。
「美男美女でお似合いだね。」
「え?」
「咲桜ちゃん、可愛いってこと自覚したほうがいいよ〜?
咲桜ちゃん狙いのおとこども多いんだから気をつけな!」
そんなはずないのに…。ミカ先輩気を遣ってくれたのかな。
「来週、新歓来れそう?」
「私は参加で!咲桜はどうする?もう行けるでしょ?」
「行ってみようかな?」
「オッケー、じゃ幹事に伝えとくねー。」