🌸さくらのねがい🌸
「咲桜ちゃん!」
俺が近づくと更に震えていて、息遣いも荒い。
慌てて彼女との距離をとる。
「大丈夫…?」な訳ないのに。
俺たちが咲桜ちゃんのことを壊してしまったんだから。
咲桜ちゃんは何も悪くないのに、俺は、、、
あんな最悪で最低な言葉を浴びせてしまった。
「ごめん、なさい。
私が生きてるから、、、私が、、、」
あの最悪で最低な言葉を浴びせてしまった時にも聞いた、
自分を責める言葉をまた俺は言わせてしまった。
このままでは収拾つかないと思った俺は、
俺のことが一番嫌いであろう彼を呼ぼうと、スマホを握りメッセージを入れた。
「はぁ、海斗には、連絡しないで、、、お願い、、、
雄介くんと会ってることも、ここにいることも知られたくないの、、、」
「ふーっ。」と何度か深呼吸をしてから、
「ごめんね、雄介くん。咲希ちゃんになんてなれてないよね。」と泣く。
「やっぱり、あの時、私のことを庇わなければ咲希ちゃんも、
もしかしたら生き残ってたのかもしれない、死ぬなら、私だったの。」
「私だったら、雄介くんも明日香ちゃんもあんなに心病まなくて済んだのに、
私が2人を壊してしまったの、ごめんなさい、、、」
俺らが彼女を壊してしまったのに、逆のことを言う。
それくらい俺らが咲桜ちゃんを追い詰めていること、
取り返しのつかないことをしていると気づかないふりをしていた。
遅いけど、今、最低な人間だと認めた。