🌸さくらのねがい🌸
Side 海斗
日課のランニングから帰宅しシャワーを浴びて、髪を乾かしていたそのとき、
1通のメッセージが入った。
表示された名前は嫌なアイツ“飯田雄介”だった。
今日は近藤といい、雄介といい。なんだか続いている。
メッセージを開くと、嫌な予感は的中していた。
『咲桜ちゃん迎えに来て。
場所は繁華街の____ホテル。
入り口で待ってて。連れていくから。』と
「は?どういうこと?」
思わずでた言葉に隣で洗濯を始めようとしていた姉の乃愛《のあ》が
「どうした?」と心配そうにしていた。
「乃愛、酒飲んだ?車だして欲しい」
「飲んでないけど…
嫌だよ、高校生は寝る時間だよ。」
「咲桜が、やばいかも。」
「わかった、すぐ出すから」
姉に行き先を伝える。
「なんでそんなとこにいるの。大丈夫?」
「わかんないけど、雄介からこれ来て」とメッセージの画面を見せると
「うわ、でた、飯田雄介。アイツ咲桜になにしてんの?」
姉も俺も焦っていた。
繁華街の近くに着き、車を降りた。
「お姉ちゃん、この辺ふらふらして待ってるから終わったら呼んで。」
「さんきゅ。また連絡する。」
姉と別れて急いでホテルの入り口に向かう。
15分くらいだろうか、もっと長く感じたけど、咲桜たちはでてきた。