🌸さくらのねがい🌸
「なあ、どういうこと?」


俺の声は怒り、焦り、心配、様々な感情が混ざり多分震えていた。


「かい、と、、、ごめん、、、」


俺がここにいたことにかなり驚いていて、そして俺に怯えている。




「ごめん、本当に俺は取り返しのつかないことをした。
それを今日で辞めた。咲桜ちゃんのこと俺が壊してしまった。
謝ってすまないことをたくさんして、、、
海斗の大切な人を傷つけてしまって本当に申し訳なかった。」



雄介が深く深く何度もお辞儀をし謝っている。



殴りそうになっている俺の腕を咲桜が抑えていた。



「ちゃんと、話すから。雄介くんにはちゃんと謝罪してもらってるから。」



震える手で俺の腕を抑える。



「俺は一生、お前のことを許さない。」



そう飯田に告げて咲桜の手を引き、姉が待っているパーキングへ向かった。






「海斗、ごめんなさい。」


「どういうこと?」


「全部話すから、家に寄って欲しい」


「わかった。乃愛が車で待ってる。」


「ありがとう。」




夕方よりも目が真っ赤な彼女。

また泣いたんだと思った。





パーキングに着いて車に乗る。



「のあちゃん、ごめんなさい、迷惑をかけて」震える声で謝る彼女に姉は

「大丈夫だよ、私はずーっと咲桜の味方だからね。」と咲桜の髪を撫でる。




長い前髪はピンで留められていて、いつもかけている黒縁の伊達眼鏡はなく、
綺麗な瞳がよく見える。

大きい瞳にはまた涙が溜まっている。





家に着くまで3人とも無言だった。
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