好きな人が私の席に座ってたら?
そこから、私たちは仲良く(?)なっていった。

自分の中でも、『周りの女の子たちよりは、距離の近い存在。ちょっと特別な女の子』って、勝手に思っていたから。

「……つらいな」

「こんなことになるなら、もっと早くアピールすれば良かった……」

「てか、あいつと私じゃ、釣り合うわけないし」

って、ダメだダメだ!

ネガティブになると、余計に沈んでいくだけ。

私は悲しんで終わるだけのシンデレラじゃない。

都合よく助けてくれる王子様だって、どこにもいない。

だから、私は強く、賢く生きるって決めてたじゃん!

「危ない危ない、しっかりしろ私」

「さ、帰って絵でも描いて寝よ~っと」

あ。……筆、教室に忘れた。

「取りに行くか……」
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