目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
西園寺くんは私の手をそっと握り、意地悪に微笑んだ。


「昨日も言っただろ。俺の目の届かないところに行くな」



「う、うん……」



大きくて温かい彼の手に包まれて、体中が熱くなる。

そんな私たちの様子を見て、後ろから小鳥遊くんの
「あーあ、会長ばっかりずるい〜……」というため息が聞こえた。
< 25 / 34 >

この作品をシェア

pagetop